No.0005 1999/08/06 |
BCGの予防接種について |
1才4ヵ月の男の子がいるのですが、先日 BCGを受けたものの注射のあとがまったくありません。 保健所に相談したところ 「もう一度受けることはできない」とのことだったのですが。 どうしたらいいでしょうか? ”注射のあとが無くてもきちんと接種されている”のであれば問題ないと思うのですが。 結核が猛威を振るっているだけに心配です。 |
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BCGの予防接種の痕が残っていないと心配されているのですね。 今回は、BCG接種をしましたので、来年、ツベリクリン反応の結果を見て判断してはいかがでしょうか。 ご心配はよくわかりますが、結核は、仮に潜在的に潜んでいてもすぐに罹るものではなく、体力が低下している時や体調を崩している時などに発病するといわれています。 家族や親戚などに結核患者さんがいるとか、いつも集団の中にいる場合は可能性も高くなるかも知れませんが、そうでない限りは、今すぐ急を要するものではないのではないでしょうか。 また、現在、結核の感染者はお年寄りに多い傾向にあります。 学校や病院などでは、若い人の集団感染も新聞を賑わせていましたが・・。BCG接種の有効期限は15年くらいといわれています。 ですから、お子さんより30代〜40代以降の大人の方のほうが、再度ツベリクリン反応検査や肺のレントゲン検査などを受けた方が良いと思います。終生免疫ではないので、ご主人様は会社などで定期検診があり、チェックを受けていると思いますが、専業主婦の奥様でしたら、忙しさに検査のチャンスを逃しがちです。 是非、時間を作って検査をしておいた方が良いのではないでしょうか。 |
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