No.0029  1999/07/10
 舌小帯短縮症について
 私は、入院中ほとんど母乳がでなかったのでほとんどミルクのみで、退院後1ケ月半まで混合で育てました。1ケ月に入ってからはミルクを1日に500ミリ程たしていました。このまま母乳がでなくなる前にと、桶谷式の母乳マッサージに通い始め、母乳は出ているからと指導のもと2週間前から(6/24から)ミルクを止めました。
 そこで、子供が舌小帯短縮症と指摘されました。はじめは、とりあえず様子を見ようといわれていましたが、今日切ることを提案されました。哺乳量が30ミリ程度で2週間たっても増えないからだと思います。ただ、そこの助産婦の先生は、現状では強くは勧めないと言って迷っています。

 子供の経過、現状は以下のとおりです。
・体重の経過
 誕生時  2712g 1ケ月時 4200g 6月23日(ミルク止)4953g
 7月7日 5100g
 母乳のみにしてから一日10gしか増えていないのが気がかりです。
・子供の状況
 現在の発育状況は問題無いといわれていますが、お腹が一杯にならないためか、眠りが浅くうつぶせか、抱いていないと寝ません。ベットに仰向けに降ろすと急に手足をばたつかせだして起きてしまいます。授乳感覚は30分から1時間半が多く、夜は3時間持つときもあります。授乳時いねむりをしてしまって、30分授乳しても哺乳量を計ってみると30ミリ程度です。
・乳房の状況
 1週間毎にマッサージをうけていますが、飲み残しがしこりになっていると言われました。(一日10回以上授乳しているのですが・・)

 この様な状況で舌小帯の切断を提案されました。通っている助産婦さんは『切らなくても大人になってから何ら問題は無いし、乳腺炎を起こしてはいないので強くは勧めないけど、お母さんが大変でしょう』とおっしゃいます。逆に強く勧められないので迷ってます。
 舌小帯の切断について否定的な育児書もあり、複数の人の意見を聞きたいと思います。 

 実際に舌小帯短縮症や舌癒着症の赤ちゃんも多いのですが、手術を受けた方がいいと思われる方もいます。
 手術で舌の状態が改善されて、母乳の飲み方が良くなるのは確かです。
 その場合、母乳分泌に比較して、吸着時に問題がある場合です。
 舌に乳頭がうまく乗らず上手に吸着できない、舌が短め、その他に、髪が逆立っていたり、爪が 白っぽくなっていたり、体重の増加が少ないなど総合的にみて判断しています。
 体重増加を心配されていますが、今のところ、発育は順調ですね。
 ただ、母乳のみに切り替えてから、日増が10gですね。
 母乳分泌には問題ないようですが。
 ただ、マッツサージを受けてもしこりがあるようですね。
 食事内容を再度確認してください。
 また、授乳中にいねむりをしてしまうということですが、まだ2ヶ月くらいですから、母乳を吸っているうちに気持ち良くなり、うとうと寝はじめそのうちにぐっすり寝てしまいます。そして30分もしない内に空腹に気がついて目を覚まします。
 このような授乳ではママが疲れてしまいますね。
 母乳を吸うと子宮内にいた時と同じく、とても良い気持ちになり2〜3分位でウトウトし始めます。そしたら、すぐ外してもう片方の母乳を飲ませてみます。
 赤ちゃんは驚いてまた、目を開いて母乳を飲んでくれます。
 これを2クールくらい繰り返してみます。
 授乳時は、時計を見て何分飲んでいると考えるのではなく、赤ちゃんの目をみて寝かせないように目がトロンとしてきたらその時がチェンジの時とかんがえてみてはいかがでしょうか。
 一回の哺乳量が少ない時にする方法のひとつです。
 もちろん哺乳量が少ない時は、授乳回数を多くすることがいいのです。
 授乳の方法を工夫してそれでも効果が無いようであれば、その時に手術を考えても良いかもしれませんね。
 実際に拝見していないので何ともお返事の仕様がありません。
 赤ちゃんも次第に哺乳力が強くなってきますのでそれを待てるか?
 もしかして、哺乳瓶で飲んでいた時もあるようですので、乳首の混乱をおこしていて、哺乳瓶で哺乳する舌の使い方なのか?など・・。いろいろな事が考えられますね。
 参考になったかどうかわかりませんが、実際観察した方が適切に指導してくれると思います。
 長くなってしまいましたが、あまりお力になれなくてすいません。

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