No.0021  1999/04/12
 どもりはほっておいても直りますか?
 うちの息子(現在2歳9ヶ月)なのですが、1年前からどもるようになりまだなおっていません。
 私はなるべく気にしないようにしいい直しなどさせていないのですが少しもよくなりません。
 このまま5歳ぐらいまで気にせずにほっておいていいのでしょうか?
 来年3年保育の幼稚園にと思っているのですが、悩んでいます。
 オムツトレーニングもしようとすると吃音がひどくなるので中断ばかりしています。 

 5才まで気にせず放っておいていいかと心配しているのですね。
 ”気にしないのが一番の良薬”と言われています。
 2〜3才ころから始まることが多く、圧倒的に男児に多いそうです。
 正常な子供でも時折ちょっと音を繰り返したりためらったりしますが、これはどもりではありません。けれどこれを親が気にして、口やかましく注意したり干渉すると子供が緊張して次第に真のどもりとなります。
 5才ころまでのどもりは本人に対する治療は全く必要ありません。
 家族やふだんその子供に接する人が子供のどもりを気にしないことが第一で、放っておくことにつきます。
 そうは言っても気になって溜まらないでしょうが、心から気にしないようにならないと、子供は敏感で親の緊張を表情から読み取ってしまいます。
 ご両親の緊張がどうしても取れない時は、子供ではなく親のほうの精神療法をした方がいい様です。
 また、本人がうまく言えたからといって誉めるのは言葉を意識するようにさせてしまうのでよくないそうです。
 来年の3月に3年保育の幼稚園に入れようと思っているので、入った時のことを考えて心配しているのはわかりますが、子供は変化していきますので
 今から心配せず穏やかな気持ちで静かに見守っていきませんか?
 それからオムツトレーニングも焦らず、叱らず、ゆっくり楽しみながら進めていきませんか?
 私の長女は、4才でようやくトイレに慣れてからできるようになりました。私の場合、厳しくしつけなくてはと思い込み子供にストレスを与えていたと反省しています。
 叱られると思って隠れてするのですよね。
 すると、”マッタクモー”と片付けながら小言ばかり言っていました。
 でも、第2子からは、上の子を見ながら学習するので殆ど手がかかりませんでしたよ。ですからトイレが楽しくなるように工夫するといいですね。
 可愛いシールをつけたり、ご褒美に喜ぶものをあげるとか・・・。優しく、穏やかな口調でさとすこと。
 子供にとっては、生まれて始めてする事が多いのですから、なんでも大目に見てあげることが大切なのですよね。
 おもらしをしたら、”濡れて気持ち悪いでしょ”と眉をしかめて気持ち悪そうな顔をする。
 もしトイレでできたら、”気持ちいいでしょ。これからもトイレでしようね”とオーバーなくらいうれしそうな顔をする。
 これだけで、ママがうれしそうな顔が見たくなって頑張ろうという気になるのですよ。
子 供はどんなことがあってもママが大好きなのですよ。

 とにかく今はあまり深刻にならず見守っていきましょうね。 

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